4月からtwitterで「薬剤師の悲しいとき」というイラストを投稿しはじめました。
予想以上の反響をいただけて大変うれしく思っています。ありがとうございます。
薬剤師業務における悲しいときを描いたイラストですが、実はこのイラストから「医療安全についてみんなで一緒に考える良いきっかけとなれば」という裏テーマを基に描いています。
嘘です。完全なる後付けです。
しかし、せっかくなので何か有意義風な感じにして記事に残しておきたいと思い、需要があるかはわかりませんが無理やり有意義な感じにした「薬剤師の悲しいときから学ぶ医療安全」というシリーズをひっそりと開始したいと思います。
Twitterでいただいたコメントを記事に載せることがあるかもしれないので、もし載せられて嫌な方がいたら連絡してください。
ちなみに元ネタは「いつもここから」の「悲しいとき」です。いつもここから大好き。
もくじ
薬剤師の悲しいとき File. 1


あーっ!

あーっ!

これは……悲しいですね

悲しいなあ

自分が調剤のときでも、鑑査のときでも悲しいです

まあ、悲しいが見つけることができたというのは良いことではある

たしかにここで薬剤師が見逃したら患者さんは薬が足りず、場合によっては非常にまずいことになってしまうかもしれませんからね

うむ

薬剤師たるもの「何かが足りない」ことに気が付けるチカラを身につけて研ぎ澄ますことが大切ということですね!

ただ、足りないということは足りないものを見つけて足りない分を分包紙を切って一つ一つ追加しなくちゃいけないということを意味するので、絶望が訪れることは必定なんですけどね……

まさにこんな感じの気持ちになりますね!!

大慌てで刻印を一つ一つ見て探してしまうなあ
薬剤師の悲しいとき File. 2


あーっ!

あーっ!

これは僕、よくやりますね……
おっけー!全部入れた!スタート!
ってあああ残ってるううう(震え)
ウーガコンッ!ウーガコンッ!(分包機の作動音が虚しく響き渡るさま)

たまにある‥‥…

イラストみたいに種類が少ないときにはあまりこうならないんですけど、セットしなくちゃいけない薬が10種類とかたくさんあると入れ忘れる確率が高まると思います。有意に。

入れる薬をまとめて持ってきて、入れ終わったヒートの空をあとでまとめて捨てようととりあえず置いておくと、空を捨てるときに空にまぎれて入れていない薬が出てきがち

入れたやつとまだ入れてないやつは明確に分けなくちゃですね
また、一度STARTボタンを押してしまったが最後動き始めてしまった分包機はもう止められないので、STARTボタンを押す前に必ず必要な錠数入れたか確認しましょう

急いでいても間違うと結局修正に倍以上の時間を浪費してしまうことになるので、その確認の時間は必要な時間と言えるであろう

おっけー!全部入れた!スタート!
ってあああ残ってるううう(冷や汗)
ってなります

ちなみにここで入れ忘れに気付かなかったパターンがFile. 1の何かが足りないときになりそうなふんいき
今回のまとめ

今回のまとめ!
- 「何かが足りない」ことに気が付けるチカラを身につけて研ぎ澄ます
- 入れた(分包機にセットした)錠剤のシート(PTP)とまだ入れてない(分包機にセットしていない)錠剤のシート(PTP)は明確に分ける
- 急いでいてもSTARTボタンを押す前に必要な錠数入れたかの確認はしっかりする