2020年1月26日公開・2020年7月19日更新 全33作掲載中
おすすめの映画のレビュー・感想を書いています。順次追加予定です。
星5つでレビューしてます。たまに星6つとか限界突破するかもしれません。
有名どころも多いですができるだけネタバレが無いように書いているので、まだ観ていない映画で気になるものがあったらぜひ観てみてください。
Amazonプライム・ビデオ→最近はAmazon Prime Videoでばかり観ています
もくじ
ロレンツォのオイル
★★★★★
息子が治療薬のない難病になったから、ただの銀行員だけど新薬開発してみた。
というフィクションのようなノンフィクション。Based on true story
終盤からエンドロールにかけての感動は今でも忘れられない。早い時期に観ていたら製薬方面に進んでいたと思う。
以下当時(2011年)Yahoo映画に書いたレビューから転載します。
「人生が変わるほどの衝撃を受けた」
周りの人に「不可能だ」「できない」といわれたとき自分ならどうするか。
多分、それ以上努力することをやめてあきらめてしまうと思う。
だがこの映画の両親は違った。医者が治療するのをあきらめている状態であり、周りの人から変人扱いされることにもかかわらず、息子を助けるために努力することをやめなかった。
これが実話だということがさらに衝撃でした。
昔Yahoo映画に書いたレビュー
小さな命が呼ぶとき
★★★★☆
ポンペ病(糖原病II型)の治療薬であるマイオザイム開発の実話に基づいた映画
Based on true story
これも確か父親は医療関係者ではなかったと思うのですが、難病に侵された我が子を救うために父親が治療薬開発に奔走する話です。
子を想う親の力って本当にすごい。
マイオザイム、よく病院で混注しておりこれが正直結構大変で時間もかかるのですが、この映画を観てからはそんなことは気にならなくなりました。
パッチ・アダムス
★★★★★
実在の医師、パッチ・アダムスの半生を描いたヒューマンドラマ
Based on true story
笑って泣けて、考えさせられる。
自分が将来どのようになりたいか、そのためにはどうすれば良いか。
夢想するだけでなく、周りの白い目も気にせず実際に行動に移す姿は本当に見習わなければならないと当時思ったのを覚えています。
ロビン・ウィリアムズ、大好きでした。
6.情熱を持ち、不可能だと思っていた夢を見る。
パッチの「7つの信条」
常に心に持っておきたい言葉。
ニュー・シネマ・パラダイス
★★★★★★
少年トトと映画技師のアルフレードが映画を通して心を通わせていく様を描く、映画史に残る名作
「優しさこそが真の強さである」
これは2回目に観たときに自然と自分の中で生まれた言葉です。
1回目は大学2回生のときにGyaoの無料配信で
2回目は大学5回生のときに映画館のリバイバル上映で
3回目は社会人になって何年目かにAmazon primeで
4回目は社会人5年目、仕事を辞めたときに先輩からもらったBlu-rayで。このとき初めて完全オリジナル版を。
あまり同じ映画を繰り返し観ない私が人生の節目においてふと観返したくなり、観るたびにそのときの自分の状況、経験などによって感じることが変わる映画です。
劇場版と完全オリジナル版がありどちらを観るべきか論争をネット上でよく見かけますが、私は劇場版のほうを圧倒的におすすめします。
ラストシーンは本当に映画史に残る名シーンですが、公開版によってその意味合いが大きく変わります。
ネタバレになるため多くは言えませんが、迷っている方はぜひ劇場版から観てみてください。
マイベスト映画。
世界最速のインディアン
60歳を超えてもライダーとしての夢を追い続けた実在の人物、バート・マンローをモデルに作られた感動の人間ドラマ。誰にも期待されていなかった年老いたライダーが、世界最速記録を更新するまでの紆余曲折をユーモアたっぷりに見せる。『ハンニバル』などの名優アンソニー・ホプキンスが、風変わりだが愛すべき老人を含蓄のある演技で堂々と演じている。夢を追い続けることの素晴らしさや、人生を楽しむコツが随所に散りばめられている。
シネマトゥデイ
★★★★★
Based on true story
アンソニー・ホプキンスがとても良い。こんなおじいちゃんになりたい。
いくつになっても夢を持つ、持てる、持ち続けられるって素晴らしい。
実話を基にした映画でエンドロールに入る前、黒い背景に文字だけで
その後、〜は、〜だった。
みたいなのがたまらなく好きなんですが共感してくれる人はいるでしょうか。
博士と彼女のセオリー
車椅子の物理学者スティーヴン・ホーキング博士の半生を描いた人間ドラマ。将来を嘱望されながらも若くして難病ALS(筋萎縮性側索硬化症)を発症した彼が、妻ジェーンの献身的な支えを得て、一緒に数々の困難に立ち向かっていくさまをつづる。
シネマトゥデイ
★★★★☆
エディ・レッドメインの怪演が光る……というかもはやこれは本人なのではと思うくらいALS発症後の演技が凄まじかったです。凄すぎて意味がわからないレベル。アカデミー主演男優賞も納得。
伝記映画として著名な物理学者であるスティーブン・ホーキングの半生を知ることができるという点において、またALSがどのような病気なのか知ることができるという点においても本作は広く普及されて然るべきでしょう。
たとえどんな状況に陥っても、彼のようにユーモアの心を持てる、持ち続けられるような人でありたい。
個人的には指導教授役でハリポタのルーピン役だったデヴィッド・シューリスが出ていたのが良かったです。
LION/ライオン ~25年目のただいま~
★★★★☆
幼少時にインドで迷子になりオーストラリアで育った青年がGoogle Earth で自分の家を捜す話
Based on true story
実際スマホも無い右も左もわからない幼少期にインド、しかも知らない土地で迷子になってしまったら絶望しかない。途上国ではこのようなケースは多いとのこと。
ラストが良い。実際の映像も流れるが、感涙必至。
ビッグ・フィッシュ
★★★★☆
人生なんて、まるでおとぎ話
ほら話ばかりする父とそれを受け入れられない息子の話
よく言われることですが、ティムバートンの映画って「人と違ってもいいじゃないか」と優しく背中を押してくれるようなものばかりで、私は大好きです。
本作もティムバートンワールド全開ですが、不覚にもラストには感動させられました。
また折に触れて見返したいと強く思える映画。
私もこんな生き方をしたい。
ファースト・マン
★★★★☆
「ラ・ラ・ランド」のデミアン・チャゼル×ライアン・ゴズリングのコンビで送る、圧倒的リアルで描かれる「ファーストマン:ニール・アームストロング」のアポロ11号に至るまでの圧倒的に困難な月への旅路
携帯電話もない時代に月を目指すということがいかに大変だったか、いかに無謀だったかということが痛いほどわかります。
当時の宇宙飛行士の死亡率の高さたるや……帰りを待つ家族の心情は計り知れない。
2時間半程度ありますが、「ラ・ラ・ランド」的な華やかさは全くないですが、物語に引き込まれて飽きずに最後まで観られます。ただ、映像がリアル過ぎて宇宙船の制御がきかずグルグルするシーンで私は結構酔ったので乗り物酔いしやすい方は注意が必要です。
パターソン
★★★★☆
パターソンの静かなる1週間
スター・ウォーズのカイロ・レンのアダム・ドライバーがパターソン(町の名前)のバスドライバーのパターソン(人の名前)を演じる、月曜から次の月曜までの1週間を描いた日常のおはなしです。
上映時間2時間の間、事件と言える事件もほとんど起きず、びっくりするほど何も起きません。
ただ、ふと思いついた詩をノートにしたためるパターソンの毎日が淡々と描かれる。
ただ、それが不思議と心地良い。
何でもない日常がなぜか愛おしい。こんな何でもない生活に憧れる。
惹きつけられるストーリーも魅力的な悪役もド派手なアクションシーンも無いですが、生活に疲れたときなどふとしたときに観返したい。そんな映画でした。
モーターサイクル・ダイアリーズ
★★★★★
「これは偉業の物語ではない 同じ大志と夢を持った2つの人生が しばし併走した物語である」
若き日のチェ・ゲバラは旅の果てに何を思い、旅を通じてどう変わったのか。
原作はゲバラ自身の南米旅行記『チェ・ゲバラ モーターサイクル南米旅行日記』。
当時医大生であったエルネスト・チェ・ゲバラが先輩のアルベルト・グラナードと共にバイクで南米大陸を横断したときの顛末が旅行記を基に映画化されています。
飽きっぽい私が複数回見ている数少ない大好きな映画の1つです。
ゲバラ抜きにして純粋にロードムービーとしても楽しめるし、ゲバラが後の革命家として旅を通じて何を経験し、何を思い、どう成長していったのか、その転機を知ることができます。
旅の映像が詩情的でただただ良いです。
また観返したいと強く思える映画。
マイ・インターン
★★★★★
世代を超えた友情をユーモアたっぷりに描く笑いあり感動ありのヒューマンドラマ。
70歳のおじいちゃんことベン(ロバート・デ・ニーロ)がシニア・インターンとして企業に働きに行き、最初は老人として扱われるのですが年の功でなんやかんやあって受け入れられていくさまは観ていて日々の生活において参考にしようと思える点がたくさんありました。
若者が観ると年をとっていくことが少し楽しみになるし、年をとった人が観るとベンの生き方は共感というか得るものがありそうで、幅広い世代が観る意義のある映画だと思います。
若者の「ハンカチなんて意味あるの?」という問いに対するベンの「ハンカチは貸すもの」という答えには感銘を受けてしまいましたね。まじ紳士。見習わなければ。
原題の「The Intern」に対して邦題は「マイ・インターン」。邦題のほうが映画を観終わった後、納得感があります。良い邦題。
なんにせよユーモアって大事と思える映画でした。
グランド・ブダペスト・ホテル
『ダージリン急行』などのウェス・アンダーソン監督が、格式高い高級ホテルを取り仕切るコンシェルジュと、彼を慕うベルボーイが繰り広げる冒険を描いた群像ミステリー。常連客をめぐる殺人事件と遺産争いに巻き込まれた二人が、ホテルの威信のためにヨーロッパ中を駆け巡り事件解明に奔走する。
シネマトゥデイ
★★★★★
ジャンルがよくわからなかったので一応ここに。違ったらすいません。
この映画で監督のウェス・アンダーソンに心酔しました。
圧倒的映像センス。こんな映像を撮れるのはこの監督しかいないのでは。
一見の価値は大いにあると思います。
フル・モンティ
生活のためにストリップをする事を決意するしがない男たちの姿を描いた英国産のヒューマン・コメディ。イギリス北部のシェフィールドはかつて鉄鋼業で栄えた街だが、今では失業者の溢れる寂れた姿をさらしている。幼い息子の養育費を払う事が出来ずに共同親権を失いそうなガズもそんな失業者のひとり。だが親友のデイヴと共に男性ストリップショーに紛れ込んだガズは女性陣の熱狂ぶりに驚き、何の取り柄もない自分たちでもストリップをすれば金を稼げるのではないかと考えた……。
allcinema ONLINE
★★★★☆
無職のおっさん達がお金のためにストリップをする話。
これだけなのですが、観ていて元気がでます。
めちゃくちゃ面白いというわけではないけど、なぜか心に残っている映画。
トゥルーマン・ショー
典型的なアメリカ市民・トゥルーマン。だが彼の暮らす環境は、どことなく不自然だ。それもそのはず、実は彼の人生は、隠しカメラによってTV番組「トゥルーマン・ショー」として世界中に放送されていたのだ!家族や友人を含めたこれまでの人生が全てフィクションだったと知った彼は、現実の世界への脱出を決意する…。メディアによって作られた人生の悲喜劇に、見事なリアリティを与えているジム・キャリーの熱演が光る傑作コメディ。
allcinema ONLINE
★★★★☆
もし生まれたときから24時間365日自分が全世界にテレビ放映されていて、それを知らないのが自分だけだったとしたら。
これもジャンル分けに悩みましたが↑にコメディとあったので一応コメディに。
突飛な設定であり、味付け次第ではホラーやスリラー映画になってもおかしくなさそうですがそうならないところが良いです。
この映画のどこに魅力を感じているのか自分でもよくわかっていないのですが、やはり私はジムキャリーが好きなのかなと。
ウォーム・ボディーズ
アイザック・マリオンの小説「ウォーム・ボディーズ ゾンビRの物語」を実写化した、異色のゾンビ作。ゾンビと人類が対峙(たいじ)する近未来を舞台に、人間の女性に心惹(ひ)かれてしまったゾンビ青年の恋の行方を追い掛けていく。
シネマトゥデイ
★★★★☆
ゾンビと人間の恋愛という異色作。ゾンビ・ミーツ・ガール。
ゾンビ映画だけどハートフルコメディで恋愛物というのがとても良いです。
主人公はゾンビだけど思考力があって、ゾンビだけど恋には奥手で。不覚にも少し共感してしまいました。
気楽に観られるので、普通のゾンビ映画には飽きたという方はぜひ。
レ・ミゼラブル
文豪ヴィクトル・ユーゴーの小説を基に、世界各国でロングラン上演されてきたミュージカルを映画化。『英国王のスピーチ』でオスカーを受賞したトム・フーパーが監督を務め、貧しさからパンを盗み19年も投獄された男ジャン・バルジャンの波乱に満ちた生涯を描く。
シネマトゥデイ
★★★★★
パンを盗み19年投獄された男の激動の人生
これぞ映画。
純粋に歌の力ってすごいなと思わされます。映画全編に渡って普通のセリフも全て歌で表現されているのですが、全然違和感が無いです。そして良曲ばかりなため、むしろ他のミュージカルじゃない映画が物足りなくなります。
映画を観終わった後、その後の人生において本映画のサントラを聞き続けることになること必然であり、他のミュージカル映画を観たくなり、劇場に舞台を観に行きたくなること必然でしょう。少なくとも1週間は「民衆の歌」が頭から離れなくなります。英語版と日本語版両方歌えるようになることうけあいです。
ストーリーも善と悪、犠牲、贖罪、愛と人生など重厚でありつつ歌の力でテンポ良く進むためグイグイ引き込まれ2時間半ほどある上映時間があっという間に過ぎます。超グイグイ。ラストは毎回どうしようもなく感動してしまいます。観終わった後の満足感がスゴイ。
ちなみに歌は先撮りで本番では口パク、ではなく実際に本番でリアルに歌っていたとのこと。皆歌上手すぎなのですが、何よりヒュー・ジャックマンが本当に上手い。歌上手いし格好良いし、最高ですね。あと、ヘレナ・ボナム・カーターってどの映画でも存在感あって好きです。
ラ・ラ・ランド
『セッション』などのデイミアン・チャゼルが監督と脚本を務めたラブストーリー。女優の卵とジャズピアニストの恋のてん末を、華麗な音楽とダンスで表現する。
シネマトゥデイ
★★★★★
女優とジャズピアニスト、それぞれの夢追い人の恋の行く末とは。成功を夢見る若者の話。
何も考えずに観てもミュージカル部分が素敵で良曲揃い、終盤の展開には色々考えさせられ、
色々考えながら観ると、メタファーとして劇中に色々監督の秘めたメッセージがあることに気付き、考察しがいのある何回観ても楽しめる映画。
「ラ・ラ・ランド」とは現実から遊離した精神状態を意味する単語とのこと。
ここでは、というか私はあまり考察とかはしませんが、色々考察している他の映画ブログなどを見るとはえーすっごいってなります。これに限らず様々なことを考察してる映画ブログってすごいですよね。
この監督、デミアン・チャゼルの前作「セッション」も今までにない映画で良かった。要注目の監督です。
グレイテスト・ショーマン
19世紀に活躍した伝説のエンターテイナー、P・T・バーナムを『X-MEN』シリーズや『レ・ミゼラブル』などのヒュー・ジャックマンが演じるミュージカル。空想家の主人公が卓越したアイデアと野心で世界中を熱狂させるさまと、ロマンチックな愛の物語が描かれる。
シネマトゥデイ
★★★★☆
これが、私。
レ・ミゼラブルでも卓越した美声を披露したヒュー・ジャックマン主演のミュージカル。もう本当ヒュー・ジャックマン大好き。
この映画の魅力は予告編でも流れる「This is me」という本作品を代表する楽曲に集約されると思います。
「暗闇にいた私達にあなたは希望と家族を与えてくれた」
世の中のはみ出し者たちが集まり、胸を張って終盤に歌い、踊る「This is me」は正直鳥肌が立ち、胸が熱くなりました。
This is meというたった3語の中学英語だけなのに、こんなにも深い想いが詰まっているなんて。
これが私。これが私の人生。
映画製作が決定していない段階で、キアラ・セトルが初めて生歌を披露するワークショップ・セッションを捉えた映像。
これも何度見ても胸が熱くなる。もう何回見ただろうか。Youtubeにある動画で一番好きと言っても過言ではないかもしれない。手を差し伸べるヒュー・ジャックマンほんと格好いい。
この他も良曲揃いなのでサントラを買うこと必然です。1500円とかなり安いのですかさず買って一時期毎日のように聴いていました。
僕のワンダフルライフ
W・ブルース・キャメロンのベストセラー小説を、『HACHI 約束の犬』などのラッセ・ハルストレム監督が映像化したドラマ。少年に命を救われたゴールデンレトリバーが、転生を繰り返しながら自分の使命に気付く物語が描かれる。
シネマトゥデイ
★★★★★
とにかく犬がかわいい。
ストーリーは予告編でほとんどネタバレしているようなものですが、それでもラストは毎回感動してしまいます。
犬、飼いたいなあ。
HACHI 約束の犬
渋谷駅で毎日仕事帰りの主人を迎え、亡くなってからも待ち続けるハチという名の実在した犬の物語を舞台を日本からアメリカに移し映画化した感動物語。一人の大学教授と彼に育てられた飼い犬の心温まる愛ときずなを描く。国境を越えて共感を呼ぶ普遍的なテーマと感涙のラストに注目だ。
シネマトゥデイ
★★★★☆
こんなん絶対泣きますわって映画。予告編だけで泣ける。
監督は僕のワンダフルライフのラッセ・ハルストレム。もう一生ついていきます。
僕のワンダフルジャーニー
★★★★★
僕のワンダフルライフの続編。
前作ではイーサンのもとに転生したベイリーですが、今作ではイーサンの孫娘CJを守るべく転生を繰り返します。
前作の監督ラッセ・ハルストレムが製作総指揮となり監督がゲイル・マンキューソというWikipediaにもほとんど情報が無い人に変更となっていたため前作の良さが消えてしまわないか心配していたのですが、その心配は杞憂でした。
というか前作よりもむしろ好きかもしれない。エンディングの多幸感がものすごい。涙、涙、涙。
ストーリーは人によっては御都合主義と感じるかもしれない。しかし御都合主義でいいじゃないか、そう強く思える映画でした。
またCJを演じたキャスリン・プレスコットがすごく良かったです。全然知らない人だったのですが、映画出演5作目とのことでこれからに大いに期待できる女優だと思います。
バック・トゥ・ザ・フューチャー
1980年代を代表する大ヒット作であるSFアドベンチャーの傑作。自動車型タイムマシンで1985年から1955年へ時空移動した高校生が、自分と同世代だったころの両親と出会うなどして騒動を巻き起こす。監督は『フォレスト・ガンプ/一期一会』などのロバート・ゼメキス、製作総指揮に巨匠スティーヴン・スピルバーグが名を連ねている。
シネマトゥデイ
PART1:★★★★★★
PART2:★★★★★★
PART3:★★★★★★
オススメとか言うのもおこがましいほどの神映画ですが大好きなので。
ただただ面白い。1の製作が1985年というのが信じられないほど今見ても面白い。3作全部面白い。
こんなにワクワクさせてくれる映画は他にないです。
ドクに憧れたのは私だけではないはず。
日本語吹き替えは何パターンかあって派閥が別れていますが、私は圧倒的に三ツ矢雄二派です。
バタフライ・エフェクト
過去に戻って現在、未来の出来事を変えることができる青年を描いたSFスリラー。『ジャスト・マリッジ』のアシュトン・カッチャー主演作。共演は『ラットレース』のエイミー・スマート。ノンストップで繰り広げられるストーリー展開と驚愕のラストは必見。
シネマトゥデイ
★★★★★
タイムパラドックス物の傑作。
シュタインズ・ゲートが好きな人は絶対これも好きだと思います。
切ないハッピーエンド界において、これの右に出るものはないのでは。
1はすごく好きですが、2と3は駄作らしいので観てません。
SAW
密室で足を鎖でつながれた2人の男が直面する究極の選択と苦悩を描いたスリラー。ともにオーストラリア出身のジェームズ・ワン監督と主演の『マトリックス リローデッド』のアクセル役、リー・ワネルはこの作品で一躍脚光を浴び、低予算での製作映画ながら全米2000館で公開。全く先の読めないストーリー展開とスタイリッシュな映像は必見。
シネマトゥデイ
SAW1:★★★★★
SAW2:★★★★☆
SAW3:★★☆☆☆
怖い、痛い、グロい……だけど観ちゃう……!
「CUBE」とともにソリッド・シチュエーション・スリラーの双璧をなす映画。
SAW1は高校生のときに観たのですが、ストーリーが面白すぎて、結末に驚きすぎて、興奮しすぎて鼻血出ました。そんなにグロくはない。
SAW2も1ほどではないですがストーリー面白い。ちょっとグロい。
SAW3はただのグロ映画で観たのを後悔しました。
シリーズが進むにつれてグロ度が上がっていき観るのが疲れるので4以降はもういいかなと思っていたところ、Amazon primeで最新作の「ジグソウ:ソウ・レガシー」があったので観ました。痛い。やっぱり観なくてよかったかも。
ただ1は名作なので観て損はないです。
ミスト
(Youtubeで予告編が見つかりませんでした。海外版予告編はありましたがネタバレ要素あったのであえて今回は載せないことにします)
★★★☆☆
霧の中には「何か」がいる。
観ると嫌な気分になることうけあい! 手軽に鬱になりたい方におすすめ!
鬱映画ランキング上位常連の本作ですが、ただクソ映画かというと決してそうではなく最後まで観させる力は多分に持っている映画だと思います。
追い詰められた人間の愚かさや矮小さが嫌というほど表現されています。正直途中で観るのがツラくなってきましたが、結末が気になり最後まで観てしまいました。
結末は、評判通り笑っちゃうほど救いがありませんでした。観る前に想像していた救いの無さの3倍くらいは救いが無かったです。もう観たくない。
結局どうすれば良かったんだ……となることうけあいですが、とりあえずたとえ極限状態であろうとなかろうと、何か行動する前には一歩立ち止まって考えようと思いましたね。そんな映画でした。
救いのあるなしで言うと、まだ全滅エンドのほうが良かったですね。
スイス・アーミー・マン
★★★☆☆
夏と海と彼の死体
ハリー・ポッターのダニエル・ラドクリフが死体役で出演している映画
ダニエル・ラドクリフは死体なのにおならでジェットスキーみたいに水面を走ったり、真水を出したり、鳥を撃ち落としたりできます。
既に何を言ってるのかわからなくなってきた。
ダニエル・ラドクリフ体張りすぎ。。。
とにかくどうしたらこんな話を思い付けるんだ……天才かよ……と思わざるを得ない映画。
途中ちょっと飽きたのでながら観でしたが、深いメッセージとかがあるのでしょうか。
とりあえず大体の人の感想は劇中の一般人の「何これ」というセリフに集約されると思います。
うん、何この映画??
下品で下ネタのオンパレードですが、90分ほどで観られるので気になる方はぜひ。
オッド・トーマス 死神と奇妙な救世主
★★★★☆
死者が視えてしまう主人公がなんやかんやあって世界を救う話
主人公が死者や死を嗅ぎつけてやってくる怪物が見える能力持ちという少年ジャンプにありそうな設定の映画。
とにかく映像がスタイリッシュで観ていて飽きません。
ただ諸事情あって製作国のアメリカで公開されず興行的には散々だったようです。Wikipediaの制作費と興行収入の乖離っぷりを見ると悲しくなってきます。
そんな悲しい経緯を持つ映画ですが、本編はハラハラドキドキのどんでん返しあり感動ありでなかなか面白かったです。
というか死者が視えるっていう設定がすでに好き。
あと、主人公(若者)がモノローグで色々喋る映画はだいたい面白い説、あると思います。
ハッピー・デス・デイ
(予告編はネタバレまみれだったので見ないほうが良いかもしれません……!)
★★★★☆(星4.2くらい)
ホラー×コメディ×青春映画×ループもの
主人公は誕生日に誰かに何故か殺されてしまうのですが、その度にその日の朝にループしてちょっとずつ犯人を見つける話
よくある海外のびっくり系ホラーだろうと思って観ましたが、ところがどっこい結構面白かったです。
ジャンルがホラーになっていますが、グロとか痛いとか心霊とかのホラー要素はほとんどなくむしろコメディ色が強めなので、ホラー苦手な人でも安心して観られると思います(びっくり系ホラー要素はちょっとあります)。
パッケージが一番怖いです。怖いというか不気味。本編ではただ仮面を被ってるだけなのでそんなに怖くないです。
どんでん返し系の映画とかループものとかが好きな人とかはおそらく気に入ると思うので、少しでも気になる人は前情報なしにとりあえず観てみてください(約90分なのでさくっと観られます)。
終わり方がめっちゃ好きです。まんまと騙されました。
ドロステのはてで僕ら
★★★★☆
「サマータイムマシン・ブルース」などで有名な劇団ヨーロッパ企画の初長編映画。
突然自分の部屋のテレビが2分後の未来がわかるタイムテレビになったことから始まるドタバタ劇。
時間をテーマにして、限られた小規模な空間で、日常の中に潜むSF(少し不思議)な世界観で、90分くらいで終わる映画……と私の個人的な好きが詰め込まれており、予告編を見た段階で面白くないわけがないだろうと思っていましたがやはり面白くないわけがありませんでした。
2年後でもなく2日後でもなく「2分後」っていう設定が上手いなあと。思いもよらぬ方向にストーリーは進んでいきます。
撮影めちゃくちゃ大変だっただろうなあと思わずにはいられない。
上で挙げたような私の好きな要素が好きな人には文句なくオススメです。
アニメ映画
ペンギン・ハイウェイ
★★★★☆
森見登美彦的SF(少し不思議な)冒険譚。少し切ないひと夏のボーイ・ミーツ・ガール。
原作も大好きで、読んだときにラストには感涙してしまいましたが、本作も思わず涙してしまいました。
ストーリーは作者の想像力に脱帽という感じですが、アニメ映像も原作の魅力を遺憾なく発揮しています。もう映像がすごくキレイ。
主人公である小学生のアオヤマ君は森見登美彦の小説によく出てくるヘタレ大学生の小学生版といった感じですが、小学生であるというだけで不思議と可愛く見えてきますね。
「怒りそうになったらおっぱいのことを考えたらいいよ。そうすると心がたいへん平和になるんだ」
なんで怒らないのか友達に聞かれたときの主人公アオヤマ君のセリフ。なんという名言なのでしょうか。
子供のころの純真さや探究心など大切なものを思い起こさせてくれる素敵な作品でした。
夜は短し歩けよ乙女
★★★★★
こうして出逢ったのも、何かのご縁
おすすめ本のほうにも書きましたが、映画もおすすめです。
ただ、映画館で観たときの初見の感想は「なんじゃこりゃ?」でした。
最高のアニメ化だった同じ原作者の四畳半神話大系と同じ監督で大好きな原作の映画化となれば期待せずにはいられない、と期待値を限界まで上げてしまったのが原因かもしれません。
なんかイメージしていたのと違うし、突然ミュージカルが始まるし……特に展開が早すぎて途中で完全に振り落とされました。
そのため正直あまり好きになれず受け入れられなかったのですが、月日が経過したあとやはり好きな原作なのでもう一度観たいという欲が生まれてきて、思い切って特装版を購入して再見してみました。
そのときは期待値を下げに下げていたのが大きいのかもしれません。初見で抱いた感想はことごとくプラスの印象に変わっていったのが印象深いです。
特に展開の早さは観終わった後の充足感や満足感のためにあえて90分の中にこれでもかと詰め込んでいるのだなあと。
特装版に付いていたパンフレットに森見先生のコメントを発見。
試写会で最初に観たときは、後半へ進むにしたがって湯浅さんの爆発が激しくなっていき、原作者でありながら振り落とされてしまって茫然としました。第一の感想は「怪作」でした。しかし、その後に見直しているとだんだん気持ち良くなってきて、観れば観るほどその中毒性は鰻のぼりになるようです。何度でも観たくなります。したがって、今の私の感想は「怪作」から「傑作」へと軸足を移しつつあります。
森見先生のコメントー特装版についていたパンフレットより
完全に同意。なんというか、このコメントがこの映画の全てを表している気がします。原作者ですら振り落とされていたとは。
今では私もこの映画の中毒になっています。何度でも観たい。
トイ・ストーリー4
★★★★★
ピクサーによる人生に悩めるすべての人に向けた応援歌
なんでこんなに酷評されているんですかね?
日本公開前にかなりマイナスレビューが広がっていたので、日本でも最初に声の大きい人がネガキャンしたことで、他の人も無意識下で影響されてしまった感が拭えないのですが……私は純粋に誰もが認めるであろう最高傑作である3と同じくらい面白かったと思っています。
私はウッディの持ち主であるアンディと共に育ってきた俗に言うアンディ世代であり、トイ・ストーリーとともに成長してきたと言っても過言ではありません。
これ以上ないほど完璧な終わり方をした大好きな3の続編ということで、発表されたときは蛇足にならないかただただ心配していました。
ただ、素晴らしい作品ばかり生み出してきたピクサーが「我々にはまだ語るべき物語がある」と話しているインタビュー記事を鑑賞前に読んで、これは蛇足にはならないだろうと確信してもいました。
色々な読後レビューを読んでいると、どうやら賛否両論があるのはラストのウッディの選択に集約されているようです。
「トイ・ストーリーでやる必要がない」と言っている人もいました。
本当にそうなのでしょうか。私はそうは思いません。
私自身人生に悩んでいる境遇で観たこともあって、3までは自分をアンディと重ねて観ていたのが、今作ではウッディと自分とを重ね合わせて観ていました。
そのため、ウッディの選択は、ウッディのそのときの気持ちは痛いほどよくわかったのを覚えています。
おそらく、本作はそんな私のような境遇の人に向けて作られたのでしょう。私には、本作が人生に悩める人に向けたピクサーからの応援歌にほかならないと感じてしまうのです。
そしてそれは、新規のストーリー・キャラクターではなく、あえてトイ・ストーリーでやることに大きな意義があったのだと思います。