抗ヒスタミン作用に加えて抗PAF(血小板活性化因子)作用もあるとされるルパフィン(ルパタジン)。
果たして他剤と比較して効果とか副作用はどうなのでしょうか?
今回はザイザル(レボセチリジン)とルパフィン(ルパタジン)の有効性と安全性を比較した論文を読んでビジアブ(ビジュアル・アブストラクト)を作ってまとめてみました。
もくじ
ザイザルとルパフィンの有効性、安全性比較
ザイザルとルパフィンってどう違うの?
ルパフィン(ルパタジン)、最近よく入院の患者さんが持ってきますね
うむ
抗ヒスタミン作用に加えて抗PAF(血小板活性化因子)作用もあるなんて……よくわからないですけどすごいですね!
そうだねえ
まあ、うちには採用ないんだけれどね……
そうですよね……
効果、どうなんですかね。
とりあえずうちにもあるザイザル(レボセチリジン)と比較してる論文を見つけたので読んでみます!
文献:CIUにおけるレボセチリジンとルパタジンの効果比較
Randomized Controlled Trial Int J Dermatol, 54 (10), 1199-204 Oct 2015
Levocetirizine and Rupatadine in Chronic Idiopathic Urticaria
Madhulika Johnson , Gagandeep Kwatra , Dinesh K Badyal , Emy A Thomas
- PMID: 25521304
- DOI: 10.1111/ijd.12733
ビジアブ(ビジュアル・アブストラクト)
UASとかDLQIとかは痒みの評価に用いる指標で、有効性の評価にはUASとDLQI、安全性の評価にはCFFTとVASを使用しているよ
詳しく知りたい人はレッツ検索!
まとめ
ザイザルのほうが効果があったとの報告ですね
どちらも傾眠とか鎮静が起きやすいとのことだね
傾眠……寝る前に飲めばおっけーだと思います!
あれ、でもザイザルは添付文書に「1日1回就寝前」って書いてるのにルパフィンは「1日1回」だけでタイミングの指定は無いんですね。
そのようだね
うーむ、気になる
まあ、とりあえず今回はザイザルとの効果比較について少しわかったので、ルパフィンの用法とかもっと詳しいことについてはまた別の論文を読んだりして今度調べてみます!
文献リンク
文献はこちら!