あなたは普段、情報収集にどんなWebサイトを利用していますか?
医療業界は日々情報がアップデートされるため、薬剤師は医療者として常に最新の情報を得て勉強し続ける必要があるということは言うまでもありません。
私は最近になっていろいろな情報源を利用するようになったのですが、そのなかでも特におすすめできるサイトを4つ紹介しようと思います。
もくじ
薬剤師の情報収集におすすめのWebサイト4選!
Twitter

日本国内で約4500万人が利用しているとされるTwitter。
「おすすめサイト」の分類に含めて良いかは議論の的となりそうですがおすすめです。
私は現在医療情報の約8割をTwitterから仕入れていると言っても過言ではありません。
仕入れていると言っても正確にはTwitterで情報を仕入れようという意識はあまり無いのですが、その意識がなくても有用な情報が自然と流れてくるためタイムラインを眺めているだけでかなりの情報を得ることができます。
そしてなにより情報が速いです。新承認医薬品や出荷調整などを含め、様々な主要な情報がすぐに拡散されます。
職場にMRさんが来て新たな情報として話している内容が、すでにTwitterで知っていた情報だったということがよくあります。
また、Twitter上にはすごい人がたくさんいます。
病院薬剤師も薬局薬剤師もドラッグストアの薬剤師も経営者も研究者も色々な人がいます。
色々な考えを知ることで井の中の蛙になることを防げるとともに、自分の職場にいるだけでは到底受けることのないであろう数多くの刺激を受けることができます。本や論文を書いている著名な先生もTwitterをやっていることが多いです。
もちろん正確でない情報を流す人やなんか変な人とかヤバい人というのも一定数いるので情報の取捨選択の能力は重要になってきますが、逆に言うと正しい情報を見極める能力を鍛えることもできるでしょう。
有益なことを呟こうと意識していると自然と勉強するようになり、同時に発信力も鍛えられていきます。
最近話題になっていた本、
本当の自由を手に入れるお金の大学にも次のように書かれていました。
- 情報感度が高くなる
- 「伝える力」「発信力」が鍛えられる
- 副業や転職をする上で有利
これは本当にそうだと思います(本ではもっと詳しく解説されています)。
私がTwitterを始めたのは昨年2019年の10月終わりだったのですが、もっと早く始めておけばよかったと思わずにはいられません。
「SNSばかり見ていると他のことをする時間がなくなる」という批判がありますが、たしかにその通りだと思います。ただ、それを差し引いてもやるメリットはたくさんあると思っています。
まだの人はぜひ。そして私のフォローもぜひぜひよろしくお願いします。
ヤクメド

ヤクメド:https://yakumed.jp/
ヤクメドは最近知ったのですが、正直もっと早く登録しておけばよかったと思うサイトです。
- 医師による40万件以上の医薬品口コミが閲覧できる
- 調剤業務に生かせる医薬品情報が満載
- 薬剤師限定 高い信頼性の完全無料サイト
「医師による40万件以上の医薬品口コミが閲覧できる」とあるように、薬剤評価掲示板というところでは医師による医薬品の口コミを見ることができます。
もちろんただの口コミであり全面的に信頼すべきというものではありませんが、医師がある薬についてどのように考えているのかを知ることができる機会というのはあまり無いと思うので、参考程度に見るとなかなか面白いです。
医師はフロモックスについてどう思っているんだろう……とかこの薬あまり効果ないと思うけどどう思ってるんだろう……などの日常で浮かびがちな疑問やもやもやを少し解消することができます。
医師のファーストチョイス特集というページでは、疾患毎のファーストチョイスランキングも見られたりします。ふむふむ。
また、薬剤師限定ということで、薬剤師に特化した情報を得られることができるのも大きいです。
調剤事例集というページでは、日本全国の薬剤師が投稿した疑義照会事例や処方提案事例、服薬指導をどのようにしているかなどが一覧となっていて気軽に見ることができ、手軽に有用な情報を得ることができます。
ここから得たクリニカルクエスチョンをさらに発展させて自分で調べてみたりするのも面白そうですね。
また、Yahoo!知恵袋のように臨床で生じた疑問を質問することができるページもあり、職場に質問できる薬剤師がいない人や自分で調べてもよくわからない疑問をここでとりあえず質問してみるのもいいのではと思います(もちろん返ってきた回答の吟味は必要だとは思いますが)。
その他医薬品のトレンドニュースや製薬メーカーの薬解説記事などが「特集」として某スマートニュースのように流れてくるため、暇なときに眺めていると何かしら得るものがあるでしょう。
何よりサイトがスッキリしていて見やすいです。医療従事者向けのサイトは結構ごちゃごちゃした所が多い印象があるのですが、ヤクメドは今風な見た目で見ていて落ち着く感じがするので好きですね。
また、ログインには「medパス」という共通ログインIDのようなものが必要なのですが、これ一つ登録しておけばヤクメドのほかにエーザイやイーライリリーなど一つ一つ登録するのが正直面倒くさい製薬企業の会員向けページにまとめてログインすることができるため、一石二鳥感があります。
medパスは、複数の医療サイトで共通して利用可能な「医療関係者の共通ID」です。
医療関係者向けの各サイトへの登録、および企業による医療関係者のログイン認証の手間を省き、医療関係者と企業がより効率的かつ安全に情報をやりとりすることが可能となります。
医療関係者の情報収集やコミュニケーションの充足のために、その手前の煩雑なログインをシンプル化し、より良い医療の実現のために貢献できるよう、努力していきます。
medパス サービス概要 https://medpass.co.jp/service/
今後も対応サイトは増えていきそうなので、とりあえず登録しておくと後々便利になると思います。
ちなみに登録して職場に本人確認の電話がかかってきたら嫌だなあと思っていたのですが、薬剤師免許の写真をスマホで撮って送れば本人確認完了となったので楽です(データは本人確認が終わったら破棄すると記載されていたので安心です)。
利用は無料です。
登録のときにキャンペーンコードを入力するとAmazonギフト券が2000円分もらえるので、興味がある人はぜひコードを利用して登録してみてください。
キャンペーンコード:y9BiCMe7
ヤクメド:https://yakumed.jp/
日経DI
言わずと知れた日経DIです。日経メディカルの薬剤師版が日経DIですね。
日経DI:https://medical.nikkeibp.co.jp/inc/all/di/
人気記事のランキングを一日、週間、月間単位で見ることができるので、サクッと必要な情報を得ることができます。
数多くの著名な先生が日経DI上で連載を書いており、読んでいて勉強になることが多々ありますし、ドラマ化の決定した「アンサングシンデレラ」も連載として日経DIで読むことができます。
私はたまに「1日1問薬剤師国家試験」に挑戦したりしています。なかなか難しい。
m3.com
こちらも言わずと知れたm3です。
m3.com:https://www.m3.com/
恥ずかしながら私は最近になって登録したのですが、やはり有名なだけあってサイトの情報量がとてつもないです。
医療ニュースは毎時間かなりの数がUPされています。
Twitterにはあまり流れにくい「行政」や「事故・訴訟」、「政治」などに関する医療ニュースなども多く、Twitterと合わせると十分すぎるほどの情報を得ることができます。
また、薬剤師コラムや薬剤師の掲示板、薬剤師医療クイズなど薬剤師向けのコーナーも多くあり、ヤクメド同様たまに覗くだけでも新たな知見を得ることができるでしょう。
まだ登録していない人はこちらから登録すると3000円分のAmazonギフト券がもらえます(2021年3月31日まで)。
薬剤師の情報収集におすすめのWebサイトまとめ
薬剤師の情報収集におすすめのサイトを4つ紹介しました。
Twitterは問答無用でおすすめですね。ぜひ登録しましょう。
ヤクメドは現時点でも情報量が十分ありますが、まだ日が浅いサイトのようなのでこれからの発展にも大いに期待ができます。
ヤクメド:https://yakumed.jp/ キャンペーンコード:y9BiCMe7
日経DIとm3.comは言わずもがななので説明が極端に短いですが、言わずもがななので薬剤師は登録しておいて損はないと思います。
日経DI:https://medical.nikkeibp.co.jp/inc/all/di/
m3.com:https://www.m3.com/
他にもおすすめのサイトがあればぜひコメント欄で教えていただけると嬉しいです。