Circulation : Cardiovascular Quality and Outcomes. 2019;12:e005342
https://www.ahajournals.org/doi/10.1161/CIRCOUTCOMES.118.005342
犬を飼うと心血管イベント後の予後がよくなったという論文だね。
Swedish National Patient Registerというのを基に、急性心筋梗塞(AMI)、虚血性脳卒中を発症した患者とその患者が犬を飼育している割合、発症後に死亡した場合はその要因と再入院した場合はその理由などを調べている。
その結果はなんと、犬を飼っている人はAMI入院後の死亡リスクが有意に低かったというものであったらしい。虚血性脳卒中での入院後の患者も同様に犬を飼っている人で死亡リスクが有意に低かったようだ。さらに、犬を飼っている人は脳卒中の再発で入院するリスクも低かったとのこと。
へえ、そうなんですね!!なんで犬を飼うと予後が良くなるんですか?うさぎじゃだめなんですか?
筆者らによると犬を飼うことで運動レベルや社会的サポートが増加することが心血管イベントの予後を向上させることに繋がっているらしい。
散歩することで健康になるってことですね!じゃあうさぎじゃだめですかね……残念です……僕はお散歩好きですが……。
(……あっ!)ふふふ、ツッコミを思いつきましたよ!!犬を飼える人は裕福だから健康にも気を遣える余裕があって……ということではないんですか?
僕もそれは考えたが、文献によると調査モデルは社会経済状況、健康、年齢、婚姻状況、子供の有無、居住地域、収入などを基に調整されているとのことだ。
そのツッコミは既に想定済みってことですか……なんだあ。でも調整ってどうやってするんですかね?
それは、まあ、いい感じに調整しているのであろう……うん。
いい感じに……?
……
詳しいことは原著論文をチェック!
原著論文はこちら!
https://www.ahajournals.org/doi/10.1161/CIRCOUTCOMES.118.005342
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